こんにちは。今回は、僕が再婚後に築いた家族についてお話しします。
離婚、養育費、面会交流、そして再婚──すべてを経験した今だからこそ見えてきたものがあります。
離婚、裁判、そして再婚。再出発は簡単じゃなかった
再婚後に、元妻から養育費と財産分与の見直しを求める裁判を起こされ、面会交流も毎月行っています。
そうした過去の積み重ねを抱えながら、再婚することには、正直なところ大きな不安がありました。
再婚は、過去を「なかったこと」にするための選択ではなく、「全部含めて生きていく」ことだと、今では思っています。
再婚を決めるまで、正直たくさん迷いました
再婚なんて無理じゃないか。
子どもがいることを話せば相手に敬遠されるんじゃないか。
そんな不安や劣等感を感じていた時期もありました。
それでも一歩踏み出せたのは、「誰かと一緒に人生を歩みたい」という気持ちが、少しずつ強くなっていったからです。
再婚相手との関係に必要だったのは、正直さと尊重
再婚を考える段階で、僕は過去のこと──離婚の経緯、養育費、裁判、そして月1回の面会交流──をすべて妻に話しました。
最初は戸惑いもあったと思います。それでも彼女は、「気にしないよ」と言ってくれました。
そして、僕が面会交流に行く日には「いってらっしゃい」と笑って送り出してくれます。
今の妻は、面会交流がある日も「楽しんできてね」と背中を押してくれます。
子どもの存在を尊重してくれるその姿勢に、心から感謝しています。
過去を伝えるときに意識したこと
僕は、付き合い始めた当初から、正直に過去を話すようにしていました。
タイミングも内容も迷いましたが、「信頼してもらうために隠さない」という姿勢だけはぶれないようにしました。
話したあとは、あえて相手にすぐ返事を求めず、時間を取って考えてもらうようにしました。
うまくいくことばかりじゃない。でも乗り越えられる
もちろん、最初からすべてが順調だったわけではありません。
価値観の違いや生活リズムのズレで、戸惑うこともありました。
でもその都度、話し合いを重ねてきました。
「話せば分かってくれる」という信頼が少しずつ積み重なって、今の関係があると思っています。
再婚後の何気ない日常が、今の幸せです
休日に一緒にスーパーに行って、献立を考えながら食材を選ぶ。
そんな一見なんでもない時間が、今はとてもありがたく感じられます。
「ただいま」「おかえり」と言い合える日々を、一度失ったからこそ、より大切にできている気がします。
面会交流のあと、心があたたかくなる瞬間
面会交流から帰ると、子どもの話を少しだけ妻に話すことがあります。
彼女はうんうんと静かに聞いてくれて、「よかったね」と笑ってくれます。
この小さなやりとりが、僕にとってとても救いになっています。
前の家庭との関係も、大切にしていきたい
毎月の面会交流は、今も続けています。
再婚後も変わらず、子どもと向き合う時間を持てていることは、前の家庭への誠実さでもあると思っています。
今の妻も、そのことを理解してくれています。
過去を隠すのではなく、正直に話し、それでも一緒にいてくれる人を大切にしたい。
それが、再婚後の安定にもつながっている気がします。
再婚して、自分の弱さと向き合えるようになった
過去の自分は、どこかで“完璧な父親”や“強い男”でいなければと思っていました。
でも、今の家庭では弱音を吐いたり、素直に感情を伝えられるようになりました。
それを受け入れてくれる人がいることは、本当にありがたいことです。
再婚しても、人生は“やり直し”じゃない
過去に起きたことが消えるわけではありません。
でも、すべてを経て今がある。
そしてその今を、一緒に育ててくれる人がいる。
再婚とは、人生の続きを信じてくれる人と出会い、歩いていくことなのだと、僕は感じています。
同じように再婚を考える方へ
離婚や子どもとの関係、過去の重さ──再婚を考えるとき、きっとたくさんの迷いや葛藤があると思います。
それでも、自分の人生に誠実でいれば、理解し、支えてくれる人に出会えることもある。
大切なのは、過去を偽らず、それでも一緒に未来を見ようとしてくれる人に、自分も向き合うこと。
そうやって築いた関係は、きっと強く、優しく、温かい家族になるはずです。
✔ ご感想や体験談、お待ちしています。
同じような境遇の方の声が、この場をより温かく、力強い場所にしてくれると嬉しいです。
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